ここでは、携帯電話のキャリア毎に割引サービスの比較をしています。
年間割引には複数の種類の割引があります。
長期的に利用すると自動的に割引される継続割引や長期割引、年単位で契約すると大口割引が得られる年間割引があります。
年間割引は、年単位で契約をするため大きな割引が得られるかわりに、途中で解約すると解約金が発生します。
キャリア名 | 割引サービス | 申込 | 加入年数 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 | 11年目以降 | |||
NTT docomo | 継続利用割引 | 不要 | 7% | 8% | 10% | 12% | 15% | ||||||
(新)いちねん割引 | 必要 | 10% | 12% | 14% | 16% | 18% | 20% | 21% | 22% | 23% | 24% | 25% | |
ひとりでも割★50 | 50% | ||||||||||||
au | 長期優待割引 | 不要 | 5% | 7% | 15% | ||||||||
年割 | 必要 | 15% | 16% | 17% | 18% | 19% | 20% | 21% | 22% | 23% | 24% | 25% | |
誰でも割 | 50% | ||||||||||||
SoftBank | 長期利用割引 | 不要 | NTT docomoの【継続利用割引】と同じ | ||||||||||
1年割引 | 必要 | NTT docomoの【(新)いちねん割引】と同じ | |||||||||||
自分割引50 | NTT docomoの【ひとりでも割★50】と同じ | ||||||||||||
長期利用割引 | 不要 | auの【長期優待割引】と同じ | |||||||||||
年間割引 | 必要 | auの【年割】と同じ | |||||||||||
新・自分割引 | auの【誰でも割】と同じ | ||||||||||||
継続割引 | 37% (52.5%) |
40% | 44% | 47% | 51% | 54% | 58% | 61% | 65% | 68% | 70% | ||
WILLCOM | 長期割引 | 不要 | 5% | 7% | 10% | ||||||||
年間契約割引 | 必要 | 15% | 20% | 22% | 25% |
1年単位の契約が条件の「(新)いちねん割引」は、初年度こそ割引率が10%しかありませんが、6年目までは2%づつ割引率が増え、その後は1%づつしか割引率が増えませんが、長く使用すれば最大で25%の割引を受けることができます。
また、2年単位の契約が条件になりますが「ひとりでも割★50」を使用すれば、初年度から50%割引になります。
ずっと同じキャリアを使用するつもりであれば、絶対こちらのほうがお得です。
ドコモの良いところは、「継続利用割引」の割引率が他社よりも良いところでしょうか。
1年単位の契約が条件の「年割」は、初年度から15%引きで割引率がいいですが、それからは毎年1%づつ割引率が増えるだけです。
最初から高い割引を受けたい人にはお勧めです。
ドコモと同様に長く使用すれば優遇され、最大で25%の割引を受けることができるようになります。
また、2年単位の契約が条件になりますが「誰でも割」を使用すれば、初年度から50%割引になります。
ずっと同じキャリアを使用するつもりであれば、絶対こちらのほうがお得です。
ソフトバンクの年間割引は、ドコモやauの割引サービスをコピーしたものです。
良いところも悪いところも他社次第といったところでしょうか。
ただし、ソフトバンクの加入年数は、番号ポータビリティで転入してきても他社の加入年数が引き継がれます。
「年間契約割引」は初年度から15%も割引され、次の年からは5%づつどんどん割引されていきます。
他社は最大割引率に達するまで11年以上に対し、WILLCOMは4年で最大に達します。
「ウィルコム定額プラン」を利用する場合は、必ず1年間契約になります。
家族割引は、複数の回線をまとめて契約することにより、契約した回線全部に大口割引が適用される割引サービスです。
年間割引と併用できる割引サービスです。
キャリア名 | 料金プラン | 割引サービス | 申込 | 家族内の割引率 | 回線数 | 無料通話の共有 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本使用料 | 音声通話 | テレビ電話 | メール送受信料 | ||||||
NTT docomo | - | ファミリー割引 | 必要 | 25% | 30% (無料) |
30% (60%) |
無料 | 10 | △ |
au | - | 家族割 | 必要 | 最大25% | 30% (無料) |
30% (60%) |
Cメールが無料 | 10 | ○ |
SoftBank | ブループラン | 家族割引 | 必要 | NTT docomoの【ファミリー割引】と同じ | |||||
ブループラン・バリュー | |||||||||
オレンジプラン(WX) | auの【フルサポートコース】【家族割】と同じ | ||||||||
シンプルオレンジ | auの【シンプルコース】【家族割】と同じ | ||||||||
ゴールドプラン | 最大70% | 一部有料 | 無料 | 10 | - | ||||
ホワイトプラン | ホワイト家族 | - | 無料 | 有料 | 無料 | 10 | - | ||
WILLCOM | - | ファミリーパック | 必要 | 約24.1% | 無料 | - | 無料 | 6 | - |
Disney mobile on SoftBank |
ホワイトプラン(D) | MVNO事業者のためソフトバンクと同様 |
割引率はauと同じですが、「無料通話の分けあい」欄が「△」になっています。
実はauと適用方法が少し異なります。
auの場合は無料通信料の余った分が当月で分けあえるのですが、ドコモの場合は2ヶ月繰越した後に適用されます。
2ヶ月前に余った通信料なんか忘れてしまうのではないでしょうか?
きっと「今月はたくさん使える」ということを忘れて繰越した無料通信料は消えていくでしょう。
しかし、分けあえるのは通話料金だけではなくパケット代としても分けあえるため、残さず無料通信料を使いたいところです。
また、10年以上加入していて「ファミリー割引」と「(新)いちねん割引」もしくは「ファミ割MAX50」で契約すれば、家族間の音声通話が無料でテレビ電話が60%割引になります。
基本使用料の割引率に関してはドコモと同様ですが、余った無料通信料を家族間で分けあえるので大変お得です。
無料通信料を無駄なく使えるのは嬉しいですね。
ドコモのようにパケット通信が無料だとありがたいのですが・・・
「年割」と「家族割」を併用した場合には、「家族割」の割引率が若干変わってきます。
以下の表は、「年割」+「家族割」の割引率から「年割」の割引率を引いて計算した「家族割」の割引率です。
加入年数 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 | 11年目以降 |
21.5% | 22.0% | 22.5% | 23.0% | 23.5% | 24.0% | 24.5% | 25.0% | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
また、「誰でも割」を併用することにより、家族間の音声通話が無料でテレビ電話が60%割引になります。
ソフトバンクの家族割引は、プランの選択により異なります。
「ブループラン」もしくは「ブループラン・バリュー」を選択した場合は、ドコモと同じ内容の「家族割引」となり、「オレンジプラン(WX)」もしくは「シンプルオレンジ」を選択した場合は、auと同じ内容の「家族割引」となります。
また、「ホワイトプラン」を選択した場合は、「ホワイト家族」となり、「ゴールドプラン」を選択した場合は、ソフトバンクの「家族割引」となります。
「ホワイト家族」は基本使用料の割引こそありません(もともと基本使用料は安いです)が、音声通話にくわえてメールの通信料が家族間で一切かかりません。
ゴールドプランの割引率は大きいですが、もともとの基本使用料が高いためです。
WILLCOMで「ファミリーパック」が利用できるのは「ウィルコム定額プラン」のみです。
他のプランでは「ファミリーパック」が利用できないので、家族でWILLCOMに加入しても1人で加入しても割引は変わりません。
指定割引は、相手先を指定することにより、指定した相手先に対して通話料金が安くなるサービスです。
年間割引や家族割引とも併用できるサービスです。
キャリア名 | 料金プラン | 割引サービス | 申込 | 料金 | 指定件数 | 通話先割引率 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
音声通話 | テレビ電話 | 一般電話 | ||||||||
同社 | 他社 | 同社 | 他社 | |||||||
NTT docomo | - | ゆうゆうコール | 必要 | 180円 | 5+2 | 30% | 10% | 30% | 10% | 10% |
au | - | 指定割 | 必要 | 300円 | 3 | 50% | - | 50% | - | 50% |
指定通話定額 (ガンガントーク) |
372円 | 3 | 無料 | - | 60% | - | - | |||
SoftBank | ブループラン | 指定割引 | 必要 | 180円 | NTT docomoの【ゆうゆうコール】と同じ | |||||
ブループラン・バリュー | ||||||||||
オレンジプラン(WX) | 指定割引 | 300円 | auの【指定割引】と同じ | |||||||
シンプルオレンジ |
表示料金は税抜きとなります。
発信先の適用範囲は広いが割引率は低めで、まさに「広く浅く」の言葉がぴったりな内容です。
テレビ電話の場合もドコモおよび他社への通信料も割引になります。
また、指定件数は国内が最大5ヶ所で海外が最大2ヶ所となります。
指定件数は少ないですが、割引率は50%!!
しかも、他社にはできない「家族割」との併用すると割引率は60%になります。
指定通話定額(ガンガントーク)は、vodafone時代にあったLOVE定額みたいに指定先の通話が無料になります。
指定先はauのみですが、3件も指定することができ、指定先へのCメールも無料となります。
ソフトバンクの指定割引は、プランの選択により異なります。
「ブループラン」もしくは「ブループラン・バリュー」を選択した場合は、ドコモと同じ内容の「指定割引」となり、「オレンジプラン(WX)」もしくは「シンプルオレンジ」を選択した場合は、auと同じ内容の「指定割引」となります。
通話割引は、料金プランに料金をプラスαすることで、通話料金が安くなるサービスです。
キャリア名 | 料金プラン | 割引サービス | 申込 | 料金 | 通話先割引率 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
音声通話 | 一般電話 | テレビ電話 | |||||||
同社 | 他社 | 同社 | 他社 | ||||||
NTT docomo | タイプXi | Xiカケ・ホーダイ | 必要 | 667円 | 無料 | - | - | - | - |
au | LTEプラン | au通話定額24 | 必要 | 477円 | 無料 | - | - | - | - |
通話ワイド24 | 934円 | 無料 | - | - | |||||
SoftBank | ホワイトプラン | Wホワイト | 必要 | 934円 | 50% | - | 50% | ||
- | ホワイトコール24 | 477円 | 無料 | - | - | - | - | ||
EMOBILE | スマートプランライト | だれとでも定額 for EM | 必要 | 1,344円 | 無料 | 10分以内無料 (月内に300回まで) |
- | - | |
スマートプラン | |||||||||
スマートプランライト | EM定額オプション | 477円 | 無料 | - | - | - | - | ||
スマートプラン | |||||||||
- | 無料通話パック | 667円 | 2,000円分 | - | - | ||||
WILLCOM | 新ウィルコム定額プランS | だれとでも定額 | 必要 | 934円 | 無料 | 10分以内無料 (月内に500回まで) |
- | - | |
ウィルコムプランW | |||||||||
新ウィルコム定額プラン | |||||||||
ウィルコムプランLite | |||||||||
ウィルコムプランD+ | |||||||||
ウィルコムプランD | |||||||||
新ウィルコム定額プランGS | |||||||||
パス専用プラン | |||||||||
Disney mobile on SoftBank |
ホワイトプラン(D) | Wホワイト(D) | MVNO事業者のためソフトバンクと同様 |
表示料金は税抜きとなります。
「Xiカケ・ホーダイ」は、Xi専用のサービスとなります。他社の同様のサービスと比較すると料金が高いです。
「通話ワイド24」は、他社や一般電話への通話が無料なので他社と比べても安く、通話が多い人にはお勧めです。
「au通話定額24」と「通話ワイド24」は、LTEプラン専用となります。
「ホワイトプラン」に「Wホワイト」を付加することにより、21時〜1時と他社への通話料が半額になります。
通話料金が発生する21時〜1時や他社への通話が多い方へはお勧めです。
「定額パック24」を利用するとイーモバイル同士の通話が24時間無料になります。
ただし、イーモバイルのサービスエリア外(ローミングエリア)の場合は料金が発生するので注意が必要です。
なお、「定額パック24」の申し込みは、2011年5月31日で終了します。
「だれとでも定額 for EM」を利用するとイーモバイル同士ならず他社への通話も無料になります。
ただし、1回あたり10分を超える通話、月内に300回を超過した場合は料金が発生するので注意が必要です。
「だれとでも定額」を利用するとウィルコム同士ならず他社への通話も24時間無料になります。
ただし、1回あたり10分を超える通話、月内に500回を超過した場合は料金が発生するので注意が必要です。
繰越サービスは、余った無料通信分を自動的に翌月に繰越せるサービスです。
毎月の通信料が無料通信料より多かったり少なかったりとまちまちの方には、無駄なく使えるのでありがたいです。
キャリア名 | 料金プラン | 割引サービス | 申込 | 無料通信料 | パケット無料通信料 | 繰越上限額 |
---|---|---|---|---|---|---|
NTT docomo | - | 2ヶ月くりこし | 不要 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | 無し |
au | - | 無期限くりこし | 必要 | 無期限 | × | 有り |
SoftBank | ブループラン | くりこし | 不要 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | 有り |
ブループラン・バリュー | ||||||
オレンジプラン(WX) | auの【フルサポートコース】と同じ |
ドコモは翌々月にまで繰越せるだけでなく、パケットの無料通信料(パケットパック)も繰越されます。
しかもドコモの良いところは、プランの変更やパケットパックの変更などの契約変更をしても繰越分は無効になりません。
自動繰越された無料通信料は、繰越した通信料が優先的に割り当てられます。
auでは、繰越上限がありますが無期限で繰り越すことができます。
プラン毎の繰越可能上限額は以下のように決められています。
料金プラン | 繰越可能上限額 |
---|---|
プランSSシンプル / プランSS | 5,000円 |
プランSシンプル / プランS | 10,000円 |
プランMシンプル / プランM | 15,000円 |
プランLシンプル / プランL | 20,000円 |
プランLLシンプル / プランLL | 36,000円 |
表示料金は税抜きとなります。
しかし、「無期限くりこし」か「家族分け合い」のどちらかを選択する必要があり、繰越と分け合いの併用はできません。
「無期限くりこし」と「家族分け合い」の選択は回線単位で選ぶことができます。
ソフトバンクの年間割引は、ドコモやauの割引サービスをコピーしたものです。
ドコモの繰越サービスには繰越可能上限額が決められていませんでしたが、ソフトバンクでは繰越可能上限額が決められているので注意してください。
プラン毎の繰越可能上限額は以下のように決められています。
料金プラン | 繰越可能上限額 | |
---|---|---|
ブループラン | SSプラン | 2,000円 |
Sプラン | 4,000円 | |
Mプラン | 8,000円 | |
Lプラン | 12,000円 | |
LLプラン | 22,000円 | |
ブループラン・バリュー | SSプランバリュー | 2,000円 |
Sプランバリュー | 4,000円 | |
Mプランバリュー | 8,000円 | |
Lプランバリュー | 12,000円 | |
LLプランバリュー | 22,000円 | |
オレンジプラン(WX) | プランSS | 5,000円 |
プランS | 10,000円 | |
プランM | 15,000円 | |
プランL | 20,000円 | |
プランLL | 36,000円 |
表示料金は税抜きとなります。